日本語版の IME には、 「郵便番号辞書」 が搭載されており、 ユーザーは郵便番号をキー入力して IME に変換させることで、 郵便番号に対応する住所を得ることができます。 しかしながら、 郵便番号と住所をともに入力するためには、 ユーザーは郵便番号を 2回キーインする必要があります ( 1回は郵便番号の入力のために、 もう 1回は住所に変換するために )。
日本における業務アプリケーション開発時の要求として、 ユーザーが郵便番号をキーボードで打つのは 1回だけとして、 入力項目欄には郵便番号と住所の両方を自動的に入力させたい、 というものがよくあります。
Windows XP までは、 Win32 API の ImmGetConversionList() を使って IME の変換候補リストを取得するなどの方法で、 そのような要求に応えてきました。 しかし、 Windows Vista では ImmGetConversionList() が廃止され、 さらに Vista + WPF では TSF が強制されたため、 顧客の要求に応えることは事実上不可能になってしまいました。